島根県弥栄町小坂直産稲守米
稲守米の価格について
 組合員の年齢構成、中山間地域の農業従事者の年齢構成から、10年後には現在の作付け面積の65%しか稲作が
出来なくなり、当然のことながら生産される米の量も65%となります。
 私達も後継者の育成に努めてはおりますが、現状の玄米買取り価格(約8,000円/30s)では農業だけで生計を立てて行くことは不可能で、兼業で得た収入で農業収支の不足分をおぎなっているというのが実状です。
 この現状で子供達に農業を受け継がせることは大変困難です。とは言え、先祖代々耕し続けられている田んぼを
荒らしてしまうのはしのびなく、又環境保全、治水の観点からも今後も稲作を続けていきたいと組合員皆思っています。
 以下に農業収支の一例を掲げています。参考にして頂き、稲守米の価格が妥当なものであることをご理解頂き、
今後共、小坂農業生産組合の活動を応援して下さる様お願いいたします。


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 上記記載の収支決算からおわかり頂けるものと思いますが、労働賃金を時間当たり1,000円としましても
60a耕作する場合、38万円強の赤字となり、玄米30キロ当たり買取価格12300円で損益がない価格となります。
又、この玄米を精米しパッケージングしますと原価が5060円となります。
 以上のことから稲守米10キロを5400円とさせて頂き、差し引き利益340円を後継者育成や消費者との交流活動の
経費に充てさせて頂きたいと考えています。
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